
1.初めてサークル参加した
2026年8月15日、16日に開催されたコミックマーケットC108にサークルとして初参加した。
準備からなにからわからないことだらけだったけど、どうも無事に終えることができたっぽい。
せっかくなので、どんなことを準備したのか、なにをやったのか等まとめておいて、次回(C109には申し込んだ!)にむけた備忘録的なものを作っておこうねというわけである。
最後には金額収支も載せておこうと思う。長く活動を続けたいなら必要だからね。この文章を書いている現時点では、まだ怖くて何も計算していない。
これを読んでいるお前!君もサークル参加しているorしようか悩んでいるってことだよな?しよう!
先に言っちゃうけど、サークル参加は楽しいぞ!!
2.参加するための準備~手続き編~
コミケに参加するには、当たり前だけど参加手続きが必要だ。
この手続き、かなり早いし間が空くしで、慣れてきたころに「ついうっかり忘れてた」なんてことがありそうで怖い。具体的な手続きとスケジュールは次のとおりだった。
3月2日 サークル参加申し込み
↓
6月5日 当落発表
↓
8月15日 コミケ当日
……いや、こわっ!
あらためて考えると、3月に申し込むだけ申し込んで、3か月開いて当落が出て、2か月後にそのまま当日だ。時間開きまくり、気持ち抜けまくりだ。
ぼくは当落が出る前から漫画を描き始めていたわけなんだけど、落ちてたらどうするつもりだったんだろう……。
ちなみにC109、つまり冬コミの申込締め切りは8月19日まで。執筆時点で今日だ。
夏コミ終了から1週間開かないで締め切りなので、やっぱり思い立ったら即申し込みが大事だネ!
※訂正 これは郵送の消印で、オンライン申込みの8月23日でした!まだちょっと猶予ある!!
注意点、というか単にぼくが引っかかったところも書いておこう。
・サークル参加申込書セットをちゃんと読もう
申し込みのルールとかはここにちゃんと書いてある。スケジュールとか、1スペース当たりの広さ(幅90×奥行70×高さ150)とか、あとからぼくが疑問に思ったことは軒並み書いてあった。50年の叡智。
・ジャンルコードはちゃんと確認しよう
ぼくは初参加だからあんまり関係なかったけど、ジャンルコードの統廃合やジャンル移動があるみたいだ。あと、左端に何日目に配置予定か書いてあった。
・サークルカットは事前に用意しておこう
申し込みページを開いている途中で登録画面が出てきて焦った。まだ作ってなかった。参加申込書セットはよく読もう。
・当落速報はメールで受け取れるよう設定しておこう
コミケの当落は、自分で設定しておかないとメールで届かない。みんな同じように登録を忘れてwebカタログで見ようとするからサイトがかなり重くて、今回はすぐに確認できなかった。早く結果が知りたいなら忘れず登録しよう。
ちなみに当落結果は届かなかったけど、駐車場の予約案内のメールは届いた。「これ受かったの……?当落関係なく届くの……?」と、ムダにドキドキしたぞ!
2.参加するための準備~印刷物編~
参加するからには用意が必要なもの、それが頒布物。
ぼくの場合はラストオリジンという超覇権ゲームのえっちな漫画を描くことにした。
ちょうど年末年始で実装されたシナリオでかなり喰らって、ガンマのかわいいところが描きたくて描きたくてしょうがなかった。
今回選んだ印刷所は栄光。
好きな作家さんの同人誌の奥付に書いてあったというのが最も大きな理由で、あとは早割20%が2週間前とかいう「それは早いのか……?」みたいなお得なパッケージもあったから。
今回使わせてもらって、特に不満はなかった。どころか、黒ノリ修正が抜けていた箇所をちゃんとチェックして連絡してくださった。本当にありがたかった……。
印刷部数は当初20部を予定していたんだけど、20部の金額で30部刷れるならそっちの方がお得では?と謎の理論を展開し、結局30部に。
ここは今回のコミケで、ぼくの明確な失敗の一つだ。詳細は後で書くけど、もっと刷ればよかった。
さて頒布する漫画の手配ができたら、印刷物の準備は完了!
……なんだけど、ここでぼくは思ってしまった。
ポスター、欲しくない?
当初予定はしていなかったんだけど、漫画の入稿をしたあたりからだんだんと、「コミケに参加する」から「コミケごっこをするオタク」にメンタルがシフトしていたんだと思う。
なんていうか、いつもただ買うだけだったものを自分が作っている、ということにテンションがぶちあがっていた。確かこの時は「ぼくの本に興味が無くても、ここどこかなって迷子になってる人が助かるかもだし」みたいな脳内言い訳もしてた気がする。恥ずかしい。ここは「作りたい」だけで伝わります。
というわけでポスター編。
調べていると、布ポスターという面白アイテムがあったのでこれに決めた。
これはグラフィックで作った。というか、布ポスターを取り扱っている、同人印刷でメジャーな会社を探したらここだった、という感じ。
グラフィックさんは性的表現に厳しいらしいとは聞いたのでドキドキしながら入稿したんだけど、ぼくのポスターは特に問題なく、入稿して4日ほどで届いた。
グラフィックさん的に、スポブラ透け乳首はセーフらしい。むっつりすけべめ!
微妙にグラデーションとか入れていたんだけど、想像よりもきれいに色が出ていてぼく的にはとても満足。次もやろうかなと思っている。なんか今回のコミケ、グラフィックさん謎の炎上しててかわいそうだったね。
さて、さっきも書いた通り、この時のぼくは「コミケごっこするオタク」メンタル。
せっかくだからと、お品書きも作りました。
これはコンビニの印刷機(ファミリーマート)。
近くで見ると何故か格子模様が入っていたり、フチがあることを忘れていて四隅が白くなったりしたけど、まあ人に渡すものでもないし、分かればいいかなと思い放置した。
お隣のサークルさんはiPadを使ってデジタルお品書きをやっていた。アニメーションついてた。あれ超かっこいい。ぼくもあれになりたい。
3.サークル参加当日
7:00 会場に到着
早すぎた。
サークル入場がどれくらい混むのか知らなかったのと、かなり緊張していたこともあって、7:30入場開始なのにめちゃくちゃ早く着いてしまった。
これはムダ、というかぼくのようなちっちゃいサークルの場合はそんなに早く着く必要はまったくなかったと思う。
何百、何千部と配るサークルさんは準備が大変かもしないけど、ぼくの場合は初めてにもかかわらず30分掛からなかった。
ただ、空いた時間を近隣だったりお世話になっている人のスペースに挨拶に行ったりする時間にあてられるので、ギリギリに行ってあいさつとかできないくらいなら、早めに行った方がいいかな、という感じ。
自分のスペースに着くと、栄光さんに入稿したぼくの本が机の下に届けられていた。
栄光さんの直接搬入サービスというもの、らしい。
当日になるまで「ちゃんとできてるのかな」「申し込み間違えてて、届いてなかったらどうしよう」みたいな不安があったんだけど、実際見てみるとクリスマスの朝、枕元にプレゼントが置いてあるみたいな感動があった。栄光サンタさん、ありがとう!!荷物も減ってマジで楽。
この時に初めて自分の作った本をみたんだけど、不思議な感じだった。
知ってる内容で、知ってる絵柄で、知ってる版型、なのに知らないものを持っているみたいだった。
で、「こういうものを頒布しますよ~」という見本誌を提出する。
提出の仕方はコミケットアピールに書いてある。コミケットアピールを熟読しよう!!
ここでミス(陰部の修正モレとか)があると全部修正するまで頒布停止になるので、入稿データはちゃんと確認しよう!ぼくはそれで買いたかった作家さんの本が買えなかったぞ!!タワーレジデンス……。
設営、見本誌提出、あいさつ回りが終わったら、あとは開場を待つだけ。
何度も書くけどめちゃくちゃ緊張していたので、30分ごとにトイレに行ったし、逃げるように小説を読んでいた。朝井リョウの「正欲」はコミケで読む本としてあってたのか……?

ちなみに余談。
ぼくのスペース(というかラスオリ島)は南棟へ行く通路が良く見える位置にあったんだけど、会場前からたくさん向かう人が見えた。今年は、ね。超かぐが、ね。
初参加で例年なんて知らないから「南にもたくさんスペースがあるんだなぁ」とかのんきしてましたよ、ぼくは。
10:30 開場
うわさに聞く開場の拍手にぼくも参加。ちょっと感動した。
マイナーゲームなのもあって、人の波!前が壁!みたいなことにはならなかったけど、それでもラスオリ島はそれなりに人が来ていたように思う。は?ラスオリは覇権ゲームだが?
ちなみに座っている間、人が来ても特に声掛けとかはせず、「見本誌見ていいですか」と聞かれたら「どうぞ!」と答えたり、「1部ください」と言われたら「500円です。ありがとうございます!」と対応したりするにとどめた。見本誌とかお品書き見てるときにサークル主にじっと見られるの、嫌かなって……。あと「正欲」が面白くて……。
これが良かったのか悪かったのかは、正直よくわからない。愛想よくした方がいいのかな……。
12:00 完売
ありがたいことに、気が付けば30部(あいさつで交換したから正確には25部くらい)は12時過ぎには全部捌けてしまった。は?
正直ラスオリの人気を舐めていた。
ぼくのような、今回初参加で知名度も絵の腕も大してないサークルの本なんて、10部も買ってもらえればいい方じゃないかな、とか思っていたのだ。
これは明確にラスオリパワーだと感じている。身の丈の3倍くらいある高下駄を履かせてもらった気分。怖い。
完売後もしばらく座っていたんだけど、たまに来てくれた方が「完売してる…」と悲しげに去っていくので、申し訳なさでいっぱいだった。
14:00 撤収
しばらく座って、「正欲」がキリの良いところまできたので撤収。
持ってきたものを片して、椅子を来たときの状態に戻して、左右のサークルさんに声掛けをして会場を後にした。どう撤収するかも隣のサークルさんに聞いた。おんぶにだっこ。ありがとうございます……。
当日の動きはこんな感じだったと思う。
合間にメロンブックスさんが営業に来て「委託……そういうのもあるのか……」となったり、コミケ運営さんが来て「ポスター配布……そういうのもあるのか……」となるなどしたけど、初参加として概ね満足のいく結果だったのではないかと思う。
4.初コミケを終えて 改善点
まず何よりも、ぼくの描いた漫画を「お金を払って買いたい」と思ってくださる方がいることが、とてもうれしかった。
ぼくは、自分がヌける絵を描くために絵を描いていて、そして自分の絵ではぼくはまだヌけない。めちゃくちゃ未熟だと思っている。
それでも!と思って本を作ってみたんだけど、ラスオリ村の人たちは暖かく迎えてくれた。本当にありがとうございます。
さて、参加して終わり!ってわけにはいかなくて、イベント参加という点で改善できる部分はあると思う。ここはぼくの絵の腕とは関係がない部分なので、できるかぎり直していこう。
・(ラスオリに関していえば)最低50部は用意しないと、欲しい方に行き渡らなさそう
本当に、明確に今回のぼくの最大の反省点だ。わざわざスペースまで来てくださったのに申し訳なかったなと思う。ぼくのスペースを見に来る/来ない関係なく、人数は明らかに、「アーリー→午前→午後」で増えていた。せめて午後入場の人でも手に取れる数は必要に思う。
冬コミもラスオリで申し込んだけど、100部くらい刷っていって、残ったらメロンブックスさんに委託をお願いしようと思う。
・名刺を用意する
あいさつ回りをするとき、一緒に名刺をいただくことがあった。あれかっこいい。し、本だけ渡して「こいつ誰?」とならないためにも、名刺は作って損はないと思った。表はイラスト、裏はSNSのアイコンとQRコード、とかね。
・ポスター、B2はちょっとちいさかった…か?
今回の布ポスターはB2版で作成した。これは、あまりでかくして隣のサークルに迷惑をかけるのもなぁ、と思ったから。ただ実際会場に設置してみると広い会場では思いのほか小さかったので、もう一段大きい版型でも問題はなさそうだった。
ほしい!って方がいれば、つぎからはあげちゃってもいいかもね。
・お品書きをこだわる
お隣のサークルさんがめちゃくちゃかっこよかった。ぼくもあれやりたい。というか、なんかおもしろい展示方法がしたいなと思った。等身大パネル置いてるサークルさんとかいるんすよ、ラスオリ。見ごたえあるので、もしよければ冬コミで覗いてほしい。でっかいから。
・おやつを持っていく
お昼ご飯におにぎりを持っていって食べたけど、それ以外にお菓子もあると暇が潰せて良かったかもと思う。個包装なら近隣サークルさんに配れるしね。
・表紙をこだわる
ぶっちゃけぼくの本の表紙、エロくないよね?
今回の表紙は、入稿日ギリギリだったこともあって突貫で作った感が否めない。し、普段のイラストと同じ感覚で描いてしまった。
安易におっぱい出して売れよう!ってわけではないんだけど、もうちょっと中身の期待感が持てるような表紙にできたなぁと思っている。
・サークル参加と一般参加同時は無謀だった
1日目サークル参加したあとで2日目は一般参加したんだけど、明らかに無謀だった。まず荷物がすさまじいことになった。自分のサークルのための道具をカバンに入れつつ、戦利品を抱えての帰宅はかなりきつかった。コミケが終わって4日経っているけど、まだ肩が筋肉痛だ。
インバウンド需要で東京のホテル代も高いし、複数日サークル参加するのでなければ素直に前泊+当日帰宅が良いかと思う。
5.まとめ
いろいろ書いたけど、総じて楽しいサークル参加だった!
自分の漫画が買ってもらえたのはうれしかったし、普段画面越しに観測しているだけの同好の士とも会えたし、いい体験だったと思う。
次はC109、漫画を作るのはむちゃくちゃ大変だったけど、今回より多少は上手に作れるようになっていると信じている。がんばれ、ぼく。
6.おまけ ~ドキドキ!収支発表!!~
別名「ぼくはこれくらいお金を使いましたよ明確化大会」。
どちらかというと、はじめてコミケ参加するとこれくらいお金がかかるんだなぁ、と知ってもらって、備えてもらえればな、という感じです。
保険で買ったものはよほど重要じゃない限り省いて、当日必要だったな、というものを書き出すよ。イクゾ!
支出の部 合計 105,410円
○サークル参加申し込み費 7,000円
○同人誌印刷代 11,590円(30部+余部2部)
○B2布ポスター 2,620円
○お品書き(1枚+予備1枚) 100円
○ポスタースタンド(po.su.ta+ケース) 11,390円
○ポップスタンド 910円
○敷き布 1,700円
○カバン 31,900円
○養生テープ 550円
○新幹線代(往復) 22,600円
○宿泊費 14,000円
●以下百均 計 1,100円
○値札
○値札たて×2
○コイントレー
○見本誌スタンド
○マスキングテープ
○黒ペン
○太いペン(マッキー)
○カッターナイフ
○B4ハードファイル(お品書き用)
収入の部 合計 13,000円
○同人誌頒布代 13,000円
収支合計 -92410円
以上!
……うわ。見たくなかった。
いやまぁ、カバン代はちょっとずるかもしれないけど、持ってなかったんだからしょうがない。せっかくだからちゃんとしたメーカーのものを買かったし。モバイルバッテリーも10年使っている物から買い替えたけど、これは結局本読んでて使わなかったのでノーカン。
それに、今回は初参加なのでポスタースタンドとかいろいろ初期投資があったけど、次回からは支出は半分くらいに収まるので、だいぶマシになると思う。
というか、新幹線代と宿泊費が高すぎる。
頑張って安い宿を探してこれである。
これを黒字化しようと思うと、ざっくり計算で200部以上頒布する必要があるので、まぁ絵に描いた餅って感じだ。
ただ何度も書くけど、自分で本を作って、それにお金を払ってくれる人がいる、というのは本当にプライスレスな経験だ。嫌なことがあっても、「でもおれ、自分で作った本を買ってくれた人がいるし」と思えるので、実質生ハムの原木。自己肯定感爆上げ↑↑。
だからお前も同人誌、作ろう!!

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